薩摩の伝統製法
昔ながらの本格焼酎
甕壷と木樽で造る
三和酒造の焼酎づくりは薩摩の伝統製法にこだわっています。もろみを仕込むのは地中に埋めた甕壷で、蒸留させるのは木樽、そして最後に貯蔵・熟成させるのもまた甕壷です。先人の知恵が詰まった伝統の技。受け継ぐ酒造は少なくなりましたが、三和酒造では日々、薩摩の焼酎文化に向き合っています。
非効率に宿る“旨さ”
ステンレスの大容量タンクを使えば メンテナンスは簡単で、生産効率は 大幅にアップします。では、なぜ三和酒造は伝統製法にこだわるのか? それは私たちが知っているからです。甕壷で仕込んで、木樽で蒸留した焼酎の美味しさを。伝統の本格焼酎は柔らかく、深い味わいが生まれます。
酒造りはロマンだ
伝統製法が生み出す旨さは、学術的に解明されたものではありません。甕壷の微生物なのか、木樽の性質なのか。そこはまだまだ未知の世界。だからこそ私たち蔵人は、酒造りに魅せられるのかもしれ ません。蔵人にとっては体力的にもきつく、大量 生産にも向かない伝統製法。しかし、確 実に旨い酒ができる。それこそが酒造りのロマンです。